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2009年 11月 09日
『Away We Go』を観た。サム・メンデスの新作だと知って観ることにしたのだが、今年の初めに『Revolutionary Road』が公開されたばかりだったので、本当に彼の新作なんだろうか・・?と実は疑っていた。観たら本当にサム・メンデスの新作だった!
10年前に観た『American Beauty』も前作も苦悩を感じる作品だったけどこれは全然違った。30代の冴えない夫婦が妊娠をきっかけに子供を育てるのにふさわしい土地を求め、各地の知人を頼ってアメリカやカナダを旅するロードムービー。のんびりとしたテンポがほのぼのとしていて彼の作品で一番好きになった。Maggie Gyllenhaalが妙な役柄でかなり笑えた。警笛も聞こえたのでうれしかった。 妊娠中の妻が「私たちは負け組なのかな・・」とつぶやくシーンがあって、考えてしまった。人生って勝ち負けなのだろうかと。勝ち負けとは相対的なものであって、いったい何を基準とするのか?収入?社会的地位?乗ってる車?いくつか思いつく要素はあるが、何によってであれ心が満たされていれば、他人と比較して勝ったの負けたので喜んだり悲しんだりする必要はまったくないと思う。 このポスターを一瞬見ただけだったら絶対に行かなかった『Looking for Eric』も観た。近づいて良く見たら監督はケン・ローチだったので。。 女性に思いが通じなくてしょげてるおっさんエリックの話なのかなと想像してみたものの、じゃあタイトルの意味は?と疑問だったが、観たら一気にナゾが解けた。昔活躍していたフランス人サッカー選手エリック・カントナが登場するのだ。しかもプロデューサーもやってる。 イギリスと言えばサッカー、サッカーといえばマンチェスター・ユナイテッドというわけで、舞台はマンチェスター。郵便局に勤めるエリックと家族のストーリーなんだけど、カントナがとっても素敵に登場する。ドイツの公式サイトによるとカントナ自身の構想があって、監督はサッカーが好きな人をということでケン・ローチに白羽の矢が立ったそう。 興味がわいたので調べたらイギリスやフランスのポスターはドイツとはまったく異なる。 ドイツのポスターは絶対に間違っている。絶対におかしい。内容にそぐわない。配給会社の人が血迷ったのだろうか? エリックを慰める同僚たちの思いやり(これがめちゃくちゃ良かった!)、苦境に立たされたエリックと家族を救うために立ち上がる男たちの友情がほのぼのとしていて心に染みた。何よりもサッカーファンへの愛情にあふれているところが魅力の映画。フランス語がわかったら良かったのになぁ・・というシーンもいくつかあった。 調べてみたら、その昔私がManchester Unitedの存在を知った頃にカントナは引退していた。クラブの歴史を見ていて1999年にバルセロナで開催されたバイエルン・ミュンヘンとのChampions League決勝戦 Champions League Final 1999 を思い出した。あの試合は一生忘れられないほど強烈だった。あれを超える試合を見ることは一生ないのは確実。本当に感動した。隣近所の迷惑も考えずにキャーキャー騒いでいたはず。 マンチェスター・ユナイテッドのオーナーはアメリカ人らしい。だからスポンサーもアメリカ系企業なのかな?来シーズンから私はマンチェスター・ユナイテッドを応援するのだろうか・・・とかすかに思っているところ。
by rbhh
| 2009-11-09 08:42
| 映画
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Comments(4)
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catrock at 2009-11-09 23:13
こんばんは~。お久しぶりです、ブログかわったのにご挨拶遅れました
。お元気でしょうか。 どちらも、とても気になる映画です。是非観ようと思います!。以前ご紹介していた『パイレーツ・ロック』(The Boat That Rocked)、とても素晴らしかったです!。僕はロック好きですが、まったくガツガツしていないんですけど(笑)、あの子供っぽい負けず嫌い(?)なところとか好きでした。 勝ち負け、カントナ、さすがです!感銘です。『クリクリのいた夏』(Les Enfants du marais)に出ていたような記憶が。
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rbhh at 2009-11-10 07:42
nyankoさんへ。
ご無沙汰です。新しいブログも読んでますよ。nyankoさんの記事で『パイレーツ・ロック』が日本で公開されてることを知ったので、すぐに日本の家族に観るように連絡したんですよ。にもかかわらずお礼もしないとは失礼ですね。すみません。 私のなかでは、ローチといえばnyankoさんという図式が出来上がっているので、この記事読んでいただけてうれしいです。ご覧になったら是非感想をお聞かせください。 私はボケているので、カントナが俳優やってるのはこの映画を観た後に初めて知りました。『クリクリのいた夏』はドイツでも上映されたので観ましたが、カントナが出ていたとはまーったく記憶になかったです。さすがnyankoさんは凄いです!
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みみずく
at 2009-11-11 06:14
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こんにちは。おしさしぶりにカキコ致します。バイエルンとユナイテッドのfinalを見たんですね。本当にいい試合(凄い試合)ってやっぱり記憶に本当に残りますよね。あの試合以来、未だにユナイテッドを毛嫌いしているバイエルンファンを何人も知っています。それだけ強い印象を残したんだと思います。でもあの頃のユナイテッドは良かったですねぇほんと。(←僕はリバプールファンですが)R.キーンがいて、今ベテランになった人達が若手で。確かにカントナはいなかったですね。でも僕も初めて彼が映画に出ていた事を知りました。僕はfootballerカントナしか知りませんが、まあ貫禄とかいいキャラですよね。ちょっと見たいような、見たくないような複雑な気分です。
話は変わりますが、確かにrbさんの仰るように、勝ち組なのか、負け組なのかマジメに考えてしまう事が、既に負け組なんじゃないなか?という気もしてきました。←ややこしくてすみません。幸せか?不幸せなのか?どうしたいのか?そう言われると分かるんですけど、計れないものを勝ち負けで表そうとしてしまう事がどこか不幸な気がします。たぶん。なんか久しぶりのコメントなのに毎度の如くまとまりなくてすみませんが...。
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rbhh at 2009-11-11 09:00
弟殿へ。
バイエルンファンにとってはあの試合はショックだったでしょうね。私がファンだったら翌日仕事に行けなかったと思います。大地震と雷と雪崩と台風と土砂崩れが一気に起きたような感じかな?当時の私は黄色と黒のチームを真剣に応援していたアンチバイエルンだったので爽快でしたよ〜。YouTubeで映像を見つけたのでリンクしてみました。両チームともなつかしい顔ぶればかりで感動的です。で、映画ですが、そちらでも上映してるかもしれないので、お時間あったら是非ご覧になってみてくださいね!珍しく原語に字幕での上映でしたよ。 勝ち負けについての弟殿のご意見ごもっともです。勝ち負けで判断する時点で、自分自身に負けている(自分に自信が持てない、つまり不幸である)気がします。ではまた!
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