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2010年 02月 02日
タイトルに惹かれてなんとなく観た『New York, I Love You』はなかなか興味深い作品だった。
ニューヨークのいろいろな場所でいろいろな人々がいろんな形で少しずつ関わっている様子を紡いでいくタイプの映画。最後のエンドロールで種明かしがあって、いろんな監督が撮った短編の寄せ集めだったことがわかってうなりそうになった。 なんと、つい最近観て最初から最後まで感動しっぱなしだった『花とアリス』の岩井俊二も参加していたのだ。本当に驚いた。これまで彼の作品を観て感じたキザっぽさがぜんぜんなかった。日本人じゃなくて外国人を使って撮るとキザを発揮できないのだろうか? まあそれはいいとして、最初のほうでタクシーの中にいきなり現れたラルフ・ファインズに似た俳優は、去年行ったアイスランドでたった1本だけ観た映画『The Hangover』で初めて見た人だった。これはめっちゃくちゃ面白くて大変気に入った。ちょっと前に観たコメディ『Wedding Crashers』でも見かけたので、この人にずいぶん縁があるなと思った。 ナタリー・ポートマンはひと言だけドイツ語をしゃべっていた。あの頭に惚れてしまいました・・・。 あと知ってる人といえばイーサン・ホークが出ていて、思い切り笑わせてもらいました。いや〜、あれは実にうけた。 侯孝賢の『ミレニアム・マンボ』とか『Three Times』に出ていたスー・チーも出演していて、監督は我が街の誇りFatih Akinだったので、これまたびっくり。ホントにびっくりした。 とにかく誰が出るのか知らなかったので、ジョン・ハートが突如として現れたときには心の中でキャーと叫んでしまった。ものすごくおじいさんになっていたけど、今年70歳になったばかりなのね。。今調べてわかった。彼が出るパートが一番気に入った。監督はShekhar Kapur。 中心となるこの女性の役柄は元歌手。どこかで見たことあるなぁ・・・と思って調べてみたら、サラ・ポーリーの『Away From Her』とかハートリーの作品にも出てた人。他のざわざわした感じの作品とまったく異なるテンポで気品が溢れていて素敵だった。 古めかしいホテルの室内がそれは美しくて、大好きなデンマークの串だんごが描く世界を思い出した。あとベルリンにあるAdolph Menzelの大好きな作品『Das Balkonzimmer』が持つ優雅さを感じた。 最後のタネ明かしでわかったのだが、品あるこの作品の脚本はアンソニー・ミンゲラだった。この映画全体も彼へ捧げられていた。彼の作品では『English Patient』がものすごく好きだったことを思い出しサウンドトラックがここのところ頭の中で鳴り響き続けている。あれは、せつなくてつらい作品でした・・・。 映画館からの帰り道にふと思ったんだけど、これって昔観たこの映画『Paris, je t'aime』の二番煎じだったのだろうか? だとしたら、今後三番煎じ、四番煎じで『Berlin, Ich liebe Dich』とか『東京、愛しているぜ』とか続くのだろうか・・?面白そうな気もするけど、もし本当にそんな作品が登場したら「また〜?」って嫌悪感を覚えるような気がする。ま、そんな浅はかなこと考えるバカはいないだろうけど・・・。
by rbhh
| 2010-02-02 07:57
| 映画
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Comments(8)
こんにちは。
この映画、日本ではもうすぐ公開です。観ようか迷っていたのですが、rbさんの感想を読んで観る事に決めました。おもしろそう! 確かにこれ、あの映画の二番煎じですよね。(出来が良ければなんでもいいのですが)ほんと、これに乗じていろいろな街で撮ってもおもしろそう。それにしても『東京、愛しているぜ』ってどんな映画になるんでしょう(思わず吹き出しました)。『〜、愛してる』とか『愛しています』『愛してるぞ』等々、言い方によって内容も変わってきそうですよね。
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rbhh at 2010-02-04 07:03
ikoさんへ。
ご覧になったら、感想を語り合えますね!楽しみです。 私はパリの時のような激しい感動はなかったです。ikoさんはいったいどう感じるか興味深いです。 おっしゃる通りです!二番煎じであれなんであれ、作品そのもので評価すべきですよね。ひとりで思い切りうなづいてます。いったいなぜ「愛してるぜ」なんて男みたいな言い回しにしたのか、今になると不思議です。暴走族とかヤクザの世界って感じでしょうか・・・。
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mistymont at 2010-04-16 17:56
ドイツは早いですね~。パリとNY、製作陣が同じって聞きましたがどうなんでしょ。
ところでラルフ・ファインズに似た俳優ってBradley Cooperですよね?今とっても気になっています!"He's Just Not That Into You"で惚れました。"The Hangover"はとっても評判いいですね~。私もそのうち見られるでしょう。"New York, ..."にも出ているんですね、楽しみ!
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rbhh at 2010-04-18 05:29
mistymontさんへ。
地元ではまだ公開されていないんですか?!不思議ですね。せっ、製作陣が同じとは知りませんでした・・。 そうです、彼の名前、たしかそんな感じですよ。やっぱり気になりますよね!ドイツでつい最近公開されていたValentine's Dayにも出演していたので観たかったのですが、行けなかったです。mistymontさんはご覧になったでしょうか?
昨日、ようやく観ました!
…が、確かにパリの方が心に響きましたね。なんだかNYは淡々としていたというか、盛り上がりに欠けたというか。見たことのある人が結構出ていたので、あ、誰だっけ?などと気になってしまって… しかし私ったら!!情けないことに途中で記憶が飛んでしまい、rbさん一押しのパートをまるまる全部見逃してしまっておりました。気づいたら、ナタリー・ポートマンが監督したパートが終わるところで…ショックです。機会があれば今度こそ、しっかり眼を開いておきます!! そうそう、次はどうやら上海を舞台に製作されるようですよ(って最後に書いてあったらしいです)。
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rbhh at 2010-04-19 06:19
ikoさんへ。
パリのほうが何百倍も良かったですよね。あえて本文には書きませんでしたが、パリを観たときはものすごく感動しましたけど、NYは「あっ、そう?」って感じでした。 記憶が飛ぶのも無理ないですよね、この内容では。ショックでしょうが、私なんかしょっちゅうなので、見られなかった部分は縁がなかったんだな・・・とあきらめてます。 上海なら絶対に観たいです!中国人監督のみにしてほしい!名前は絶対に出て来ないのですが、かなり気になる監督が何人かいるので。。。上海、我愛你ですね。楽しみになって来ましたよ〜。
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gm-7.ab-8
at 2010-09-12 22:05
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ご無沙汰してます。お元気ですか?
ようやくこの映画をDVDで観ることができました! rbさんと同じくShekhar Kapur監督の作品が一番気に入りました。ハーンマスホイの絵を見ているようで・・・つい先日、 上野の西洋美術館の常設展で串だんごの「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」という絵をみたところでした。上野の西洋美術館が 串だんごの絵を所蔵しているとは知りませんでして、びっくり! さて、映画の方ですが、アンソニー・ミンゲラ脚本というのも納得!他の作品よりずっと気品が溢れ素晴らしいものでした。 それと、ほんとにラルフ・ファインズにそっくりの俳優さん登場してますね。Bradley Cooperという人だそうですね。チェックしなくっちゃ!
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rbhh at 2010-10-29 08:03
gm-7.ab-8さん
本当にご無沙汰しています。やっぱり、あのホテルが舞台の作品良かったですよね!今思い出しただけでもうっとりします。上野に串さんの作品があるとは知りませんでした。今度日本に行ったら是非見たいです。 そうそう、ラフル・ファインズ似の人はいろんな作品で活躍してらっしゃいますよね。私が初めて彼を観たのはコメディのHangoverという作品です。もしまだであれば、是非ご覧になってみてください。思いっきり笑いました。
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