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2006年 09月 17日
ゴダールの『Our Music』は、昨年日本に行った時に幸運にも上映中だったので観ることができた。ドイツで上映されることはまずないだろうとあきらめきっていたので、観られる時に観ておかなくては!と思ったのだ。
ところがなんと、私の住む町で今この映画が上映中!これは奇跡としか言いようがない!というわけで早速観て来た。日本とドイツのちょっとした違いが発見できてなかなか面白かった。 日本では、平日の昼近くに始まる初回を観た日比谷シャンテはほぼ満席。その一方、平日の午後行ったドイツの映画館は、私以外の観客はたったふたり。この差はなんなのだ?日本には熱心なゴダールファンが多数いるけど、ドイツにはいないということか?あるいはドイツ人にとって映画とは、あくまでも夜観るものということかもしれない。通常ドイツでは、日本のように平日の朝から上映している映画館はない。 ドイツでは始まって5分もしないうちに、なんと後ろのほうからいびきが聞こえてきた。この映画は3部に分かれていて、第1部では数々の戦争の映像が交錯するのだが、私の意識はいびきのほうに集中してしまって、スクリーンでは弾丸が飛び交っているにもかかわらず、あまりに平和な響きについつい笑ってしまった。しかもいびきの主は第2部が終わる頃には帰ってしまった。残ったもう1人は第3部の間じゅう何か食べていたのか、袋をガサガサさせ続けていた・・。超迷惑〜。 不思議だったのが、日本語の字幕よりドイツ語の字幕のほうがすんなり頭の中に入ってきたこと。読み書き会話すべてにおいて、私はドイツ語で日々不自由しているにもかかわらずだ。 第3部「天国編」でのオルガという女子学生による、最後のセリフが持つ深い意味を、私は日本語字幕ではまったく理解していなかった。(どうせ寝てたんでしょ〜と言う人が少なくとも1人はいそうなので、先回りして断っておくが、あの映画を観ている間じゅう私はずっと覚醒状態だった。)今回ドイツ語字幕で観て、あの最後のセリフにすっかり胸を打たれてしまった・・。 それにしても、なぜ日本語よりドイツ語字幕のほうが理解度が高かったのかが不思議でならない。日本語字幕で映画を観る機会は、平均してせいぜい年に1、2回くらいだが、ドイツ語字幕はその何十倍だから、ドイツ語字幕を読むほうに慣れてしまって、日本語字幕の理解力が衰えてしまったとは思えないし、思いたくない。 ひょっとしたらヨーロッパ言語同士に比べて、ヨーロッパ言語と日本語はあまりにも異質なので、翻訳することによってひずみが生じ、原語がいわんとしている意味が伝わりづらくなってしまうということなのか・・?ナゾだ。 今度、日本語字幕で観た人に、果たしてぜんぶ理解できたのか聞いてみるか・・。
by rbhh
| 2006-09-17 00:27
| 映画
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Comments(4)
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tahtijapan at 2006-09-17 10:45
う~ん・・・・・私はこの作品を見ていないので、なんともいえませんが
日本語の訳よりも、ドイツ語の訳の方がニュアンスをうまく伝えられる訳だったのかしら・・・・?と思います。 同じヨーロッパ言語、ということもありますし、訳した方が作品をよく理解して訳していれば、より見ている人に伝わりやすいというか・・・・ん~でも、rbさんがドイツ語の方が理解しやすいからなのか・・・ 下↓ですが、TBさせていただきました。ありがとうございます。 ピアスの件ですが、ちょっと脅しすぎてしまいましたが、消毒をきっちりして、あまり素材のよくないピアスをしなきゃ大丈夫ですよ~。 膿んだ場合は、しばらくピアスをはずして、穴のまわりが乾燥するのを待てばいいのです・・・・・って、またぞくっとしました?!
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hawaii_oslo at 2006-09-17 10:46
それってあると思います。ヨーロッパ言語?だと、最初に主語がちゃんと書いてあって、まずそれが私には分かり易いです。
あと、私は邦画をこっちで見るときも、英語、又は仏語の字幕をつい読んでしまうんですよ。(これ、超やばいですよね。日本語に弱くなって来てる証拠?!) そっちの方がはっきりと意味が分かるように書いてるから。日本語ってニュアンスを読まないとダメな、曖昧な言葉だと思います。
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rbhh at 2006-09-19 05:50
ワカさん、こんにちは。映画の画面という制約がある場合、視覚的には日本語よりドイツ語のほうが、たしかに理解し易い気がします、私の場合。ただあくまでも「視覚的」にです!文字数も制限あるだろうから、字幕を作るのって本当に大変な作業なんでしょうね・・・。
フリーダの記事、こちらからもトラックバックさせていただきました! ピアスのことは、毎日びくびくしてますよ〜。とりあえず1週間たって、まだ膿んでないです。これから膿んで来るのでしょうか・・・。その場合の対処方法まで教えていただいて本当に感謝すると同時に、新たな恐怖に怯えてマス。怪談聞いてるみたいな気分ですよ〜(笑)。
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rbhh at 2006-09-19 05:54
hawaii_osloさん、こんにちは。たしかに、主語があるかないかの違いってありますね!私もそうですよ〜、ごくたまにですが日本の映画をドイツ語の字幕付きで観ると、ついつい字幕を目で追ってしまうんですよね。それやってる自分に気づいて、ひとりで「オマエ何やってるんだ?!」と突っ込んでしまいます〜。
それにしても、私の字幕に対する気持ちを理解していただいて、本当にうれしいです。モヤモヤしていた気分が晴れ晴れしました!
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