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2007年 10月 22日
最近心に残った映画。
『Waitress』 エイドリアン・シェリー監督 思いがけず飛行機の中で観られてうれしかった。監督から女性たちへのエールを強烈に感じた。この世で一番好きな映画の主演女優だった監督は、昨年不幸にも殺害され世を去った。そんなわけで私の中で様々な感情が入り乱れて、最後は涙が止まらなかった。ヘンデルの『メサイア』の最後の曲がところどころで使われていた。 詳しくはnouilles-sauteesさんのレビューをご覧ください! 委員長に絶対観てもらいたいです!! 『The Cats of Mirikitani ミリキタニの猫』 リンダ・ハッテンドーフ監督 この映画祭で見逃して以来ずっと気になっていたところ、先月旅行先で偶然観られた。真っ昼間だったせいか観客は私だけ。80歳を越えてニューヨークで路上生活する日系人画家のドキュメント映画。他人に頼ろうとしない精神力の強さにとにかく圧倒された。 これを観たボストン郊外にある映画館West Newton Cinemaにすっかり惚れた。1937年開館なので今年で70歳!レトロな雰囲気が最高。職員募集中だったので応募したい!と真剣に考えたほど。 帰りはボストン市内へどうやって戻ろうかと考えていたら、別の映画を観終えた夫婦が最寄りの駅まで車に乗せてくれた。その昔米軍三沢基地に14ヵ月駐在していたというギリシャ系アメリカ人のご主人はクロサワの大ファン。映画の話でめちゃくちゃ盛り上がった。駅で降ろしてもらうときに奥様から「知らない人の車に二度と乗っちゃ駄目よ。」とクギを刺されたのに笑った。 『Romance & Cigarettes』 ジョン・タトゥーロ監督 ふと通りがかった映画館Film Forumの前で、何やってるのかなぁとポスターを見てたら、目の前のおじいさんが「ロマンス・・???」の入場券を購入中。衝動的に私の運命をおじいさんに託すことにして「私も同じの1枚!」購入。こんなことしたのは生まれて初めて。 いや〜素晴らしかったです。なんて言ったって愛しのあの方(ブシェミさま)が出てたからねぇ。驚きのあまり悲鳴を上げそうでヤバかった。映画自体も大変良かった。ところどころミュージカル調になるコメディーなんだけど、ホロリとさせるところもある、ちょっと不思議な家族の話。 エンドクレジットで監督がジョン・タトゥーロだとわかって驚いた。俳優としてしか知らなかったが、監督としても素晴らしい才能の持ち主。かなりおかしな人を演じたクリストファー・ウォーケンに笑った!(私にとってクリストファー・ウォーケンといえば『ディアハンター』。彼を見るたびに、あの映画を観たときのつらい気持ちが蘇って来る。) エンドクレジットの最後のほうで私の勤務先の名前が出てきて喜び倍増。海の向こうの同僚たちも頑張って仕事しているんだなあと実感できるのが単純にうれしいのです。 『My Blueberry Nights』 王家衛監督 待ちに待った新作!主役のノラ・ジョーンズはこの作品が映画デビュー。彼女のイノセントな演技にすっかり心を奪われた。男役は鉄腕アトムのお父さんだったが、金城武だったらうれしかったのにな・・・。 『Sügisball Autum Ball』 Veiko Õunpuu監督 生まれて初めて観たエストニア映画。親子、カップルなどさまざまな人々の日常の断片を紡ぎ合わせた作品。この手の作風に目新しさはないのだが(またかよ〜と思ってしまった・・。)、未知の国エストニアが舞台なので面白かったし、カウリスマキを思い出させる色調とシンプルな画面構成が美しかった。 『三峡好人 Still Life』 賈樟柯監督 奇跡的にドイツでも公開中。前回フランス語字幕で観たが、今回はドイツ語字幕。字幕を理解してもしなくても、この映画の素晴らしさにまったく変わりはないことを実感。朽ちゆくもの、滅びゆくものの美しさが傑出してる。監督ご本人が聞いたら怒るかもしれないけど、今回はなぜかアンゲロプロス的なものを強く感じた。これを観ながら寝た人を3人知っている。眠気を誘う映画なんだろうか・・? 『Saint-Jacques... La Mecque サン・ジャックへの道』 コリーヌ・セロー監督 Veroniqueさんの記事を読んで以来観るのが夢だった。期待通りの素晴らしさ!監督の優しさが溢れている。この手の話にめちゃくちゃ弱いのです・・。 彼女の作品ではダニエル・オートゥイユ主演の『Romuald et Juliette』(aka ロミュアルドとジュリエット)がものすごく好きでたまりませんでした! ・・・その他省略。 追:}この記事のタイトルは、先月、尊敬する映画通の方と話していた時に突然思い出した映画から拝借した。ニューヨークのシネフィルたちの日常がリアルに描かれている作品。身につまされるものがあったりして・・。公式サイト。
by rbhh
| 2007-10-22 01:14
| 映画
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Comments(10)
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nouilles-sautees at 2007-10-22 22:48
これまた偶然!
私も今日「ウェイトレス」のレビュー書いたところなんです! 温かいいい映画でしたね。次の作品も期待したいところだったのに、監督さんの突然の死・・・残念でなりません。 王家衛の新作、そちらではもう公開なんですか! うらやましい・・・。フランスは来月末のようです。 しかし秋はいろいろと観たい映画が目白押し。残念ながらほんとに時間がなくていくつかは断念せざるを得ないというのが今からわかっているだけにちょっと悲しいnouilles-sauteesです・・・。
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hawaii_oslo at 2007-10-22 23:10
こんにちは。
私も「ウエイトレス」観ました。偶然ながらrbhhさんと同じく飛行機の機内で。(きっと同じ航空会社ですね!) 映画観て、無性にパイが食べたくなりました。たくさん勇気ももらいました。 監督さんが殺されていたとは...驚きました。記事を読んで憤ってます。
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nyf1403 at 2007-10-22 23:33
「サン・ジャックへの道」は私も観に行きたくてたまりません。田舎のハイルブロンですから、いつまで上映しているか不安ですから、はやく行かねば・・
ラトルのDVDを借りてきまして、これも観なくてはいけないし・・。 そうそう、エリアですが、歌うの辞めました。曲はとっても好きなんですが、このChorが究極のSchrei-Chorでして、歌っていて楽しくなかったんです。やはり、もっと小さいChorを探そうと思います。 そろそろ、ブラームスのレクイエムがあちこちで聴こえる季節になって来ましたね。
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rbhh at 2007-10-23 05:50
nouilles-sauteesさん、こんにちは。うわぁ〜、これまた偶然ですね!いつも感心しながら読ませていただいているnouilles-sauteesさんのレビューを早速記事でリンクさせていただきました。監督の死が本当に悼まれますよね・・・。今も悲しいです・・・。
王家衛の新作のドイツ封切りは3ヵ月後です。待ち切れなくて先月映画祭で観てしまったのです・・・。いや〜、私も身体が5つあったらいいのになぁ・・としみじみ思う毎日です。観たい映画すべてを観ることはどう考えても不可能です。たまには封切り映画のない週を設けてほしい・・と切実に思います。 ところで、先日『Planet Terror』のことでコメントしたときに書くのをすっかり忘れていたのですが、『Death Proof』もとーっても面白かったでよ〜。是非ご覧になってくださいね!!!
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rbhh at 2007-10-23 05:52
hawaii_osloさん、こんにちは。
うわぁ〜、これまた驚きの偶然ですね!私は初めて乗ったVirgin Atlanticで観ました。途中コンピュータの不具合とかで、映画が中断して画面で砂時計がグルグル回り続けていたので切れそうになりました・・・。私もいろんな種類のパイを食べたい〜と無性に思いました!もうすぐ監督が亡くなってから1年です。早いですね・・・。
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rbhh at 2007-10-23 05:54
nyf1403さん、こんにちは。『サン・ジャックへの道』是非とも一刻も早く観て来てくださいね〜!!ここでも人気のない(?)映画はたった1週間で公開終了なんてことがあるので、おたおたしてられないんですよ。。。
ラトルのDVDですか!何の演奏なんでしょう・・。私はグールドのゴルトベルク協奏曲のDVDを借りたところです。観るのが楽しみです〜。 そう『エリヤ』のことずっと気になっていたのです。辞めてしまったとは・・。残念ですね。まだ日程が発表になっていませんが、2009年に友人の教会で『エリヤ』を演奏するので一緒に歌わせてもらう予定です。nyf1403さんも一緒にいかがですか?!ブラームスのレクイエムはとうとう本番まで早1ヵ月を切ってしまいあせってます・・・。
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tahtijapan at 2008-02-05 00:11
先日映画館でMy Blueberry Nightsのトレイラーを見て、どーーーにもこうにも見たくてたまらなくなりました!!!あと一ヶ月、どうしてくれよう・・・・!?!実は私、シンガーとしてのノラ・ジョーンズはあまり好きではないんです。かといってちゃんと聞いたことがあるわけではなく・・・ただ単に天邪鬼なので・・。でもこの映画の彼女は、本当に魅力的ですね!!唯一アトムの父だけが悔やまれます。どーして金城くんじゃないんでしょう。
あと、テーマソングが私の大好きなキャットパワーだったのがこれまた嬉しかったです。アーー楽しみ!
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rbhh at 2008-02-05 08:02
tahtijapanさん、こんにちは。あと1ヵ月ですかぁ〜、長過ぎます!今すぐドイツにいらしてください!!公開中ですよ〜!鉄腕アトムの親父許せませんよね〜。監督に賄賂でも払って出してもらったんじゃないかって腹立たしくなります。金城武で早いとこリメイク作ってくださいって署名運動しましょうか?!
私は恥ずかしながら、ノラ・ジョーンズという人がこの世に存在することすら知りませんでした。で、早速一枚CDを入手して聴いてます。映画以外の彼女のこと一切知らないので、純粋に歌声に惚れましたよ〜。まあ、天の邪鬼なら、私も負けてはいませんが・・・。
rbさん、「長江哀歌(三峡好人 Still Life)」遅ればせながら観ました。
・・・寝た人リストの4人目に加えてください。嫌いじゃないし、良かったのですが気づいたら記憶がありませんでした。
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rbhh at 2008-03-03 01:42
ikoさん、こんにちは。またまたオドロキです!ここ2日ほどikoさんのこと思い出していたのです。そしたらコメント頂戴したので。不思議ですねぇ・・。
ikoさんもお仲間とは!恥ずかしくて本文には書きませんでしたが、今となっては計4人のうちの1人は、実はこの私です・・・。最初に観た時、途中で気絶しました。二回目は覚醒状態を保てたのですが・・。 ikoさんのブログではコメントできない可能性あるので、こちらで書かせてもらっちゃいますが、あのシュールな場面、私もかなり気になりましたし、とっても好きでした。そして肉体労働の美しさに心を奪われました。「人々の実体感」っていい言葉ですね。まさに言い得て妙だと思います。バウスシアターは前々回に日本に行ったときに寄ったので、とーっても懐かしいです!
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