カテゴリ
タグ
Link
検索
以前の記事
2022年 08月 2022年 06月 2022年 01月 2021年 07月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 05月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2015年 01月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 最新のコメント
|
2008年 05月 24日
今朝、練馬区民と朝電したら、練馬スパゲッティを食べて豊島園に行きたくてたまらなくなってしまった・・。(早起きして仕事に行く前に電話で話すことを「朝電」と呼んでいる。)あれこれ話して、いかに自分の思考が幼稚的かつ短絡的かということに改めて気づいた。
夜、帰宅したら、やっちゃん(ヤクザではなく堅気)からメールが来ていてひと安心。やっぱり人に喜んでもらうことほどうれしいことはないよなあ・・としみじみ幸せを感じているところ。 で、本題はというと、先日立ち寄ったフィンランドの美術館について。 Espoo Museum of Modern Art こんな美術館があるとは行くまで知らなかったが、モネのポスターを見て行くことに即決。ヘルシンキからバスで15分くらいの近郊都市タピオラ Tapiolaにある美術館。 クロード・モネの作品12点とフィンランドの印象派の作品を集めた展覧会を見た。フィンランド人の作品を見たのはたぶん生まれて初めて。どれも素晴らしかったが、特に印象に残ったのはこのお二方。 Ellen Thesleff (1869 - 1954) Berndt Lindholm (1841 - 1914) ここWeegeeはいくつかの博物館・美術館が入った複合施設。美術館は5000平方メートルの広さを誇りフィンランド最大規模だそう。独自のコレクションがこれでもかこれでもかと展示されており、あの量に圧倒されてぐったりしてしまった・・。軟弱者はこれだから困る。 この建物が印刷工場であった頃の写真は平山先生のブログを参照のこと。 Atenuem Art Museum ヘルシンキ駅のすぐそば。開館15分近く前に到着してしまい、開くのを今か今かと待ち構えてしまった・・。 この美術館の創立120周年を記念したPekka Halonen (1865 - 1933) の回顧展が素晴らしかった〜。 フィンランド美術界黄金期の重鎮のひとりだそう。ゴーギャンと日本美術の影響を受けているそうで、掛け物を模した縦長の作品を残している。 ここでは常設展でひと目惚れした作品があって、それが後日観たアキ・カウリスマキの『カラマリ・ユニオン』に登場したので驚きのあまり悲鳴を上げてしまった。 傷ついた天使に見入ってしまい、しばらくこの作品の前から動けなかった・・。我ながら単純だなあと呆れてしまうが、この画家と誕生日が同じことがわかって妙に親近感がわいてきた。 Amaranth by Nightwish KIASMA ヘルシンキに着いてすぐ、駅の近くに素敵な建物があるのを発見して、後日見に行こう・・と思っていたら、なんと絶対に行こうと楽しみにしていたこの現代美術館だった! ここではジュリアン・シュナーベル展とナン・ゴールディン展が開催中。 両方とも素晴らしかった〜。映画以外のシュナーベルの作品を見たのは初めて。巨大な作品は作家のみならず見る者にとっても「挑戦」だと書かれていたが、まさにその通り。いったい何百号なのか不明なくらい巨大な作品を前にしてひるんでしまいそうだった・・。これは映画を観ても感じることだけど、彼の作品は本当に力強さがあふれている。 ナン・ゴールディン Nan Goldin はつらかった・・。彼女が14歳のときに自殺したお姉さんをテーマとしたスライドショーが特に・・。 ジュリアン・シュナーベルといえばドイツでも『潜水服は蝶の夢を見る』が公開されたので観た。昨年パリで観たときは理解できないフランス語だったが、今回はドイツ語吹替え。 Noraさんに教えていただいていたので、J.S.バッハのBWV 1056のラルゴを聞き逃さずにすんだ。持っているCDはランパル(なつかしい!)によるフルート協奏曲のみなので、こればかり繰り返し聴いている。インタビューで、シュナーベルはバッハが好きだと発言している。 ヘルシンキへ行くときの飛行機で一緒だった人がめちゃくちゃ親切で、ご本人は手荷物だけなのに、私の預けた荷物が出てくるまで(40分くらい待たされた・・)ずっと一緒に待ってくださった。しかもヘルシンキの地図をどこかで調達してきて、宿への行き方を教えてくださったので、誰にも聞かずに楽勝で宿まで行けた。話していたらなんと分身の同僚であることが判明。なんたる偶然!本当にお世話になったので、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 Finnish Art Museums Finnish National Gallerys Suomenlinna
by rbhh
| 2008-05-24 07:40
| 美術
|
Comments(10)
Commented
by
veronique7 at 2008-05-24 23:39
rbhhさん、この天使の絵、いつだったか、パリのオペラ座のポスターになってました。
たしか、ドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』の・・・。 当時、うっとりと通りでポスターを見上げていました。(阿呆でした…) すっごく気になる絵ですよね。 そんな画家とお誕生日が一緒なんて、素敵な偶然ですね!
Commented
by
tahtijapan at 2008-05-25 01:14
こんばんはー!私もこの絵、ぐっときました・・・実物を見たい!!!今その思いがフツフツとこみ上げてきてます。今まで知らなかったなんて~~。Espoo Museum of Modern Artの存在自体、全然知りませんでした!見ごたえがあるのは嬉しいですが、あまりにも大量にありすぎると私も集中力が音を立ててブチ切れるので、辛いです。決して軟弱ではありませんよ!
キアズマの写真はrbさんがお撮りになられたのですか?すごくステキ!シュナーベル展とは・・いいタイミングでいかれましたね~。カフェは覗かれました?私はフィンランドといえば、タンペレという街のSara Hilden Museumも大好きです!きっとrbさんも気に入られると思います。 ところで、これを書きながら「朝電」と「練馬スパゲッティ」と「やっちゃん」が頭の中をぐるぐる回っています。世の中には私の知らないことがまだまだ沢山あることを実感です。
Commented
by
rbhh at 2008-05-26 07:42
veroniqueさんへ。
なんたる偶然でしょう。veroniqueさんもこの絵ご存知だったのですね。広告代理店に(?)この絵が好きな人がいたということでしょうか・・(笑)。 通りでうっとり見上げるって、よーく理解できますよ。私も同じことしてしまいそうです。。 誕生日が同じとわかって、この画家の作品をもっと見てみたくなりました!
Commented
by
rbhh at 2008-05-26 07:57
tahtijapanさんへ。
やっぱりこの天使の絵には人を惹き付けるものがありますよね。早く実物ご覧になれるといいですね〜!作品が大量にあると本当に辛いですよね。この気持ちわかっていただけてうれし泣きしています。写真上手のtahtijapanさんに私の写真をほめていただけるなんて光栄です!カフェは視覚の隅に入っていたのですが寄る時間なしでした(泣)。tahtijapanさんはカフェにも行かれたんでしょうね。。タッタンペレですか?!すごい偶然!このHugo Simbergの壁画がある教会がタンペレにあるようなので、次(があるなら)はタンペレにも行きたいと思ってました。何としてでも行くしかないですね。お勧めのその美術館も行ってみたいし・・。 簡単に説明しますね。「朝電」は「朝練」の真似です。時差のある国の人と話すには早朝に起きるしかないので。「練馬スパゲッティ」は練馬大根をおろしてスパゲッティの上にのせて、さらにツナ缶の中身をのせてきざみ海苔をふりかけて、たぶんめんつゆで味付けのはず。練馬区民しか知らないのかな?おいしいですよ!ヤクザのことは「やーさん」と私は習ったのですが、ひょっとして「やっちゃん」という呼び名もあるのかと思ったのですが、どうでしょう?
Commented
by
Nora
at 2008-05-26 17:08
x
こんにちは。
「潜水服」、ご覧になりましたか。本編でもラルゴを使ってるみたいで、よかった。ほっと胸をなでおろしています。わたしも観たいとは思うのですが、もう少し、気力体力を養ってからにしようかと。 ラルゴは、ほんとに名曲ですね。わたしも大好きです。 フルート版のラルゴは、初めて知りました。 カンタータ(BWV156)では、オーボエが使用されてるので、オーボエ版は聴いたことありますが、フルートもよさそうですね!もしかしたら、ぴったりかも。ぜひ、探して聴いてみたいと思います。 またまた余談ですが、わたしはもと練馬区民なので、豊島園、なつかしいです。あじさい、プール、花火、と、これから豊島園の季節?です。 なお、わたしが以前記事に書いた、練馬駅付近のパスタ店では、和風パスタに練馬トッピングができます。もちろん、メニュー上の正式名称は「おろしツナ・トッピング」ですが、ちゃんときざみのりもかけてくれます。
Commented
by
rbhh at 2008-05-27 05:55
Noraさんへ。
ラルゴ、是非ともフルートで聴いてみてください!オーボエもいいだろうと想像しますが、もっともっと良い(はず)です。日差しがおだやかな春の午後にゆっくりと聴きたくなります。すっかり夜の今も聴いていますが。。もしも見つからなかったら私のCDをお貸しすることもできますので、遠慮なくおっしゃってくださいね! コメント読んでえーーーっと叫んでしまいました。もと練馬区民でいらっしゃるとは!今日は偶然にも、もと練馬区民の方と現役練馬区民からもメールを受け取って、練馬ずくしなんですよ!いや〜、オドロキです。よっぽど私って練馬に縁があるのね〜と感動しています。夏の豊島園良さそうですね!絶対に行くことに決めました。楽しみです〜。練馬駅は乗り換えでホームに降りたことしかないです・・(泣)。次回は駅周辺も歩いてみたいと思います。そして練馬トッピングのスパゲティを死ぬまで食べてみたいです。 『オーデュボンの祈り』読み始めました。彼のちょっとひねりのあるユーモア感覚がとっても好きです。
rbさん
こんにちは。もと練馬区民です!でも、「練馬スパゲッティ」のことは知らなくて、何のことかお聞きしなくちゃ、と思っていたのです。 ちゃんとこちらに書いてあったんですね。 練馬大根、ツナ、海苔、めんつゆですね。美味しそう〜 自分でも作ってみたいですが、大根はやはり「練馬大根」がいいんでしょうね(あまり売っていない)。
Commented
by
rbhh at 2008-06-04 06:46
もと練馬区民さんことikoさんへ。
練馬区民なら誰でも練馬スパゲッティをご存知なのかと思い込んでいました。。やっぱり王道を行くなら「練馬大根」なんじゃないでしょうか?私は産地不明の大根で作ってみましたが、それでもおいしかったですよ〜!是非試してみてくださいね〜。
Commented
by
hirayama-susumu at 2008-09-15 00:17
久々ぶりにふら〜っと寄ってビックリ、印刷工場が何時 Espoo Museum of Modern Art になったのでしょう。いずれにしても印刷工場としてニュータウンでの役割は終わったのでしょうね。用途変更の詳細がおわかりで、お知らせいただけたら幸いです。僕のブログでは外観の写真しか有りませんが、 F-18 Tapiola 印刷工場
をご覧ください。1964-66 Aarno Ruusvuori 設計の建物です。内部拝見したいものです。
Commented
by
rbhh at 2008-09-18 05:14
平山先生へ。お久しぶりです!
美術館でもらったパンフレットに元印刷工場と書いてあったのは良く覚えているのですが、用途変更の詳細について書かれてあったかはお恥ずかしながらまったく記憶にありません。勝手ながら、先生のブログの記事を後ほど文中でリンクさせていただきますのでご了承ください。 せっかく念願のヘルシンキに行ったものの、時間不足でアアルト自邸は外から眺めることしかできなかったので、来年以降また行きたいと思っています。
|
ファン申請 |
||