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2009年 05月 19日
メンデルスゾーンのお墓参りに行った。
J.S. バッハの『マタイ受難曲』を歌えることになって以来、行こう行こうと思い続けてようやく実現。 前回は忘れていたので、今回はしっかりお花を持参。「マタイを復活させてくれてありがとうございました。」とお墓に向かって何回も心の中で唱えた。 前回はお墓を見つけるのに苦労したけど、今回は迷うことなく見つかった。今では目をつぶったままでも行ける自信もあるけど、もちろん両目は開いたまま歩いた。 地下鉄のMendelssohn-Barthorldy-Park駅経由でポツダム広場に移動して、ダンキンドーナツでお茶した後は、ブランデンブルク門近くのホロコースト記念碑 Memorial to the Murdered Jews of Europe でしばし放心。 夜は小澤征爾指揮ベルリンフィルの演奏でメンデルスゾーンのオラトリオ『Elias』を聴いた。 今シーズンのプログラムが発表になって以来ものすごく楽しみにしていた演奏会で、今月になってからは自分の練習そっちのけでEliasばかり聴いていた。数年前に自分で歌ってからは一度も聴いていなかったんだけど、最初から最後まで聴きどころ、歌いどころ満載の大大大好きな曲。 ベルリン放送合唱団 Rundfunkchor Berlin によるコーラスが当然のことながら素晴しかった。自分の番が近づくと(というか正確にはコーラスの出番が近づくと)自然に身を乗り出して口パクをやってしまった・・。コーラスの人々は歌う直前にならないと立たないのは指揮者の好みなのだろうか?序曲でもずっと座っていたので、ひょっとして立たずに座って歌うのか??と思ったくらい。他の部分でも歌う直前に起立が多かった。 ソロもみなさん素晴しかったんだけど、テノールの人がイマイチだったので、プログラムで経歴を見たらアメリカ人だった。自分の下手なドイツ語を棚に上げて何様発言だけど、アメリカなまりのドイツ語はめちゃくちゃ違和感が強かった。 コンサートマスターは樫本大進さん。1979年生まれだからもう30歳か・・。 会場で配布されていたプログラムによると、この曲の初演は1846年バーミンガム THSH。ドイツ語の歌詞を英語に訳して演奏したそうだ。初演のコーラスは271人と書いてある。凄い人数!1847年にはご本人の指揮で、ウィーンにてドイツ語での初演が予定されていたにもかかわらず、本番の10日前にメンデルスゾーンは38歳の若さで亡くなってしまった。 今思い出しただけで全身の力が抜けてしまうくらい素晴しい演奏に感動したので会場から去り難くてウロウロしていたら、ボーイソプラノを歌った少年が歩いていたので、感動を伝えて握手してもらった。第19曲で何小節か少年役(Der Knabe)を歌った小学生くらいのその人は、ミュンヘン郊外のテルツ少年合唱団 Tölzer Knabenchor のメンバー。両手を腰に当てて歌う姿が堂々としていて愛らしかった。 めちゃくちゃ名残惜しかったけど、いやいや帰ることにしてソニーセンター方向へ歩き始めたら、目の前の暗い道を横切る人がいて、なっなんとパユ様!!!暗闇でもすぐにわかった。 「素晴しい演奏でした!」と感動を伝えて握手してもらった。こんなオマケがあるとは夢にも思っていなかったので衝撃のあまりフラフラになってしまったけど、なんとかソニーセンターまでたどり着いた。 天井の色の変化が美しかった。 かき氷のようないちご味のカクテルが美味だった。 その翌日は3回ある公演の最終日。できることならもう1回聴きたかったけど、泣く泣く帰宅して初めてDigital Concert Hallで鑑賞してみた。たしか今シーズンから始まったサービスで、1回9ユーロ90セント払えばネット配信で生演奏を聴けるのだ。 もちろん会場で聴くほうが何百倍も感動するけど、指揮者をはじめ演奏している人々の表情に引き付けられて、夢中で画面にかじりついて観てしまった。口パクじゃなくて堂々と一緒に歌うこともできたし・・。 こんな素晴しいオラトリオを作ってくれた、そして生きていたら今年200歳になっていたメンデルスゾーンに感謝の気持ちでいっぱいです。
by rbhh
| 2009-05-19 05:56
| 音楽
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Comments(4)
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ballade4fmoll at 2009-05-20 03:34
先日のマタイの記事感動しながら読みました。(いつも読み逃げ&今更の遅いコメントですみません)
樫本大進さんがベルリンフィルのコンサートマスターをされているんですか? 全く知りませんでした。 つい先日樫本さんと同世代のヴァイオリニストを聴き、樫本さんの近況が気になっていたところです。 楽屋ではなく街でパユ様に遭遇って~~~♪ 私だったら気絶します。 やはりベルリンに行かなければ! いつか是非ベルリンで落ち合いましょうね。 Digital Concert Hallは私も利用しています。画期的なサービスですよね。
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toramutti at 2009-05-20 06:22
日本です。
樫本さん、ベルリンフィルのKonzertmeisterになったんですか。名前を初めてきいたときは、彼は十台。。。。 ナチスのジレンマは、ユダヤ人であるメンデルスゾーンが、ドイツ人が誇る音楽家バッハを世に知らしめた、ということだったんですって。バッハもナチスに利用されたと言う本が出版されたようで、興味あるんですよ。 ドイツに戻ったら、メンデルスゾーン合唱の伴奏、練習しないと、やばいです、ほんと。
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rbhh at 2009-05-20 06:27
バラードさんへ。
読み逃げ歓迎ですのでまったく気にしないでくださいね!私は読み逃げ常習犯です。。。 あの日のコンマスが樫本さんだったのは確かなのですが、団員なのでしょうか?終演後に彼のことも間近で見たので思い切って質問すればよかった・・と思っても時すでに遅しです。どうなんでしょうね?あの方が若かった頃、近くの街で勉強されていたので一方的に親しみを感じているのです。。 パユ様に遭遇したこと、夢だったみたいで現実味なしです。暗闇でいきなり声掛けられてかなりビビってらっしゃいました。大きな車で帰って行かれましたよ〜。来月パユ様がソロで演奏しますよね。行きますか?私は財政難なのでガマンの予定です(涙)。Digital Concert Hall初めてでしたがハマりそうです〜。パユ様の登場率が高かったので大満足でした!
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rbhh at 2009-05-20 06:37
虎ママさんへ。
無事到着されたのですね〜。思いっきり楽しんでくださいね、日本! 樫本さんがコンマスになったのかどうかナゾです。安永さんの後任ってことでしょうか???真相を知りたくてたまりません。 ナチスのジレンマって面白いですね。。バッハがナチスに利用されたんですか?!ドイツの本ですよね?お読みになったら是非ブログでご紹介くださいね〜。 合唱の伴奏、虎ママさんなら楽勝ではありませんか?私も1ヵ月後に本番なので、練習に本腰を入れます!(と宣言しないとダラダラしてしまって、情けない限りです。。。)
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