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2005年 10月 28日
先日行ってきたベルリンのハンブルク駅現代美術館では、驚きと喜びで卒倒しそうになった。なんとベルント・ベッヒャーBernd Becher(1931-)とHilla Becherヒラ・ベッヒャー(1934-)の回顧展をやっていたから。
現代美術を集めた、ハンブルク美術館の新館が1997年にオープンしたときに、喜び勇んで駆けつけたら、白黒のしーんとした雰囲気の写真がポツンと展示されていた。それが彼等との出会い。 夫婦であるふたりは、給水塔、炭坑、鉄鋼所などの産業建築物をドイツ、フランス、ベルギー、イギリス、アメリカなどで撮影している。私が特に惹かれるのは廃墟となっている鉄鋼所の写真。たとえば給水塔であれば、各地で撮影した給水塔の写真だけを12枚、15枚と集めて、まとめて展示するという方法を取っていて、それを類型学(タイポロジー)というらしい。 美術館で見た彼等のインタビューでは、曇りの日に撮影すると言っていたことと、建物にも「共に発言する権利」(Mitspracherecht)を与えるんだと言ってたことが特に印象に残った。 どの写真を見ていても被写体が何かを語りかけてくるので足が先に進まなくなってしまうのだ。でも時間には限りがあるので、どんどん見て行かなくてはならない・・・。それが悲しくもあった。
by rbhh
| 2005-10-28 05:04
| 美術
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Comments(4)
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Gloria-x at 2005-10-29 12:18
ハンブルグ美術館のサイトのぞいてみました。
モダンな建物とクラシックな建物、どちらも魅力的な空間ですねぇ! rbhhさんは美術に造型が深くていらっしゃるんですね。 >廃墟となっている鉄鋼所の写真。 興味を惹かれるジャンルです。なるほど類型学というんですね、勉強になりました。 わたしも先週ふらりと美術館へ。 アール・デコ展というのを観てきました。 絵画だけでなく家具や衣装の展示品も多く見ごたえたっぷりでした。 美術館は作品はもちろん、空間そのものも大きな要素ですよね。
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tahtijapan at 2005-10-30 00:22
あぁ!こういうの大好きです、私!!!
こういった作品にぐいぐい魅せられる面白さは、口ではうまく表現できないですよね・・(私には難しいのです) Gloria-xさんと同じく、こういった表現方法を類型学=タイポロジーと 呼ぶことは知りませんでした! 写真以外にもこういった方法を取り入れて、表現されている方がいますが やはり、印象的ですよね・・・
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rbhh at 2005-11-04 20:09
*グロリアさん、いえいえ、私は美術に造詣は深くないです。
たんに現実逃避してるだけです。 「廃墟」に惹かれるグロリアさんとは、またまた意見がぴったりですね!私も大好きです!!!廃墟ほど美しいものはないんじゃないかと思うくらいです。 アール・デコ、いいですね~。衣装や家具なんて、想像しただけでうっとりです。
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rbhh at 2005-11-04 20:14
*ワカさん、私もこの手の作品がたまらなく好きなのです!!!
本能的なものだから、言葉にはできないですね。感じてしまうんですよね。まあ、私の言語能力の低さにも問題ありですが・・・。 もしご興味あれば今、東京の近代美術館で彼らの作品ご覧いただけますよ!数はあんまりありませんでしたが・・・。あとベッヒャーの弟子にあたる人々の作品も少しですが来てます。
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