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2011年 11月 17日
今日は仕事の後、久しぶりに友人に会った。生まれて初めて入院・手術した時に親身になって助けてくれた人。
私は鈍感なので手術に対しても入院に対しても恐れの気持ちはまったくなかったんだけど、お腹を切られた後のあの痛みはかなり強烈だった。麻酔が切れてうんうんのたうち回ってた時に、同室の姉御肌の患者が「あんな苦しんでる子をなんで放っておくのよ」と看護婦さんを呼んでくれたのはありがたかった。 大部屋だったので、年齢層さまざまな、ほぼ同じ手術を受けた、あるいは受ける予定の人たちと一緒に過ごして、連帯感のようなものが生まれて気が紛れた。個室のほうが落ち着けるという人もいるんだろうけど、私は大部屋で良かった。私の唯一の特技といえば、どこでも眠れることなので、傷口が痛くても毎日本当に良く寝た。 隣りのベッドは私より2日遅れて同じ手術を受けたガーナ出身の人。彼女が苦しんでいる時に看護婦さんの真似をして手助けをしたのも良い思い出。またハードな仕事であるにもかかわらず、看護婦さんたちが朝から晩まで誰にも本当に親切に接していた姿には感動した。今も感謝しています。 5泊して退院した後、4週間も自宅療養する身となり、医者からはどんどん動けと言われていたので、毎日必ず外出して歩くように心がけたものの、一歩一歩踏みしめながら亀のような速度でしか歩けなかったのはショックだった。バスに乗ったときはものすごい振動で、身体がバラバラにちぎれるんじゃないかというくらいつらかった。 健康体のときはバスの振動すら気づいていなかったが、しみじみ観察すると、道路というものはつぎはぎだらけで、かなりでこぼこ。退院以降は、道路工事現場を見かけるたびに、どうか平らにしてくださいと祈ってしまう。 そんなわけで、また普通に大股で歩けるようになって以来、歩くたびに「私は幸せ者だなあ」と感動の思いで胸がいっぱいになる。 退院から2週間後に映画館に行ったのは、当時の私にとっては大冒険だった。2時間近く座っていられるのかまったく自信がなかったので。 観たのはSusanne Bier スサネ・ビアの新作。英語タイトルは『In a Better World』。ドイツ語はまったく同じ意味の『In einer besseren Welt』。 デンマーク語のオリジナルタイトルはHævnenで、意味は復讐。 この違いはいったいなぜなのか、今でも不思議に思っている。『復讐』じゃイメージが暗くて集客力が落ちるから? アフリカで医者をやっている人を演じたMikael Persbrandtはスウェーデン人俳優。映画ではスウェーデン語を話していたらしい。隣りの席の人がそう言っていた。好きなデンマーク人俳優のKim Bodniaが出ていたので一瞬うれしくなったけど、ものすごく性格の悪い人を演じさせられていたのでがっかりだった。 彼女の映画を観るたびにSusanne Bierはすごく真面目な人なのだろうと思う。観てから既に8ヵ月も経過したが、あのアフリカの風景の美しさが今でも目に浮かぶ。不安や怒りなどの気持ちを抱えた子供たちの演技も素晴しかった。
by rbhh
| 2011-11-17 08:03
| 映画
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