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2005年 12月 15日
ハンブルク美術館で開催中のブリュッケ展を見てきた。ブリュッケについては、こちらに説明があります。
ドイツに住むまでドイツ表現主義なんて知らなかったが、ドイツで美術館に行くと必ずドイツ表現主義の画家たちの作品があるので、自然と親しみを覚えるようになった。 今年はドイツ表現主義の団体、ブリュッケが結成されてから100年目にあたるため、ベルリンでも非常に内容の充実したブリュッケ展が夏に開催されていたので見てきたが、今回は地元ハンブルク所蔵のブリュッケの作品を集めた展覧会を見た。ブリュッケの画家たちが描いたハンブルクの風景がいくつもあった。展覧会のパンフレットによると、ハンブルクには彼等の作品の収集家がいたため、彼等もハンブルクを訪れる機会があったようだ。 この美術館では大好きなフリードリヒの作品が充実しているので、行くと必ずフリードリヒの部屋に寄ってうっとり気分に浸る。その後はクレーやムンクなど見てから、地下でつながっている新館へ移動。そこは旧館とはうって変わって現代美術の園!(この旧館と新館という表現は私が勝手につけたもの。) 久しぶりに新館に寄って、ベッヒャー夫妻 Bernd und Hilla Becherやトーマス・シュトゥルートThomas Struth(1954 - )の写真を見ていたら、なんと宮本隆司 (1947 - )が阪神・淡路大震災後の神戸を撮影した作品を3つ発見。知らなかった、地元に彼の作品があったなんて。ずっと彼の作品を見てみたいと思っていて、かれこれ6、7年前にベルリンで彼の展覧会があったときにようやく望みが叶った。そこでも阪神・淡路大震災後の作品をたくさん見たのを思い出した。 宮本隆司の作品はこちらでいくつかご覧いただけます。 さらに新館を見て回っていたら何も展示されていない部屋があり、そこに得体の知れない男が立っていた。休憩所でも廊下でもなく展示スペースにしか見えないが、男以外には何もない。男は服装からして絶対見張り人ではなかったはず。現代美術はなんでもありの世界だから、その男が作品なのかと思って、鑑賞させていただこうかどうしようか数秒迷った。 ただ、その男は単なる変質者の可能性もあるので(作品を見て回っている様子はなく、その部屋に立ってるだけだから。)、襲われたらどうしようという恐怖心が突然湧いて来た。平日の美術館は、特別展会場は多少にぎわっていたものの、常設展コーナーは私以外に人影はほとんどなく、襲われた後、誰にも発見されずに美術館で最期を迎えることになっては非常に困るので、リスクを冒すのはやめて、そこはすぐに立ち去るのが賢明であろうと判断して別の部屋へ進んだ。つくづく私って臆病なうさぎタイプだと思う・・・。 その後も気になって、男のいる部屋の様子を伺ってみたが、ずっと男はそこにいた。やはり作品だったのだろうか?今でも非常に気になってしょうがない・・・。 エミール・ノルデ Emil Nolde Hülltoft Hof 1932
by rbhh
| 2005-12-15 07:41
| 美術
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Comments(7)
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tahtijapan at 2005-12-15 23:32
え~~!!!!その男って、結局何?!!?!?!
す~~っごく気になります!!でも、私もじっくりは見られないなぁ・・ ところで、文中リンクさせていただきました・・・事後報告でごめんなさい。 東京で、ベッヒャー夫妻の作品見てまいりました!!
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rbhh at 2005-12-16 05:02
*ワカさん、うん、今だにとっても気になってます、私も。
気になって、気になってしょうがないです…。 でももう一回行く勇気は今のとこなし。でも、もしも彼がアートなんだったら、結構大変だよね。一日中あの部屋にいなくちゃならないなんてさ…。 これからそちらにお邪魔します〜。
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yaliusat at 2005-12-17 07:29
rbhhさん、ぼくもフリードリヒが大好きでして、二十年くらい前に紀伊国屋書店に注文して画集を買いました。洋書の画集を買ったのはあれが初めてでした。
そうですか。ハンブルク美術館には彼の作品が多く展示されているのですか。まだ生でフリードリヒの作品を見たことはないので、いつか行ってみたいです。
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rbhh at 2005-12-20 06:51
*yaliusatさん、こんばんは。うーん、とっても地団駄踏みたい気持ちです。タイミングが悪過ぎました。もっと前にyaliusatさんがフリードリヒ好きで、ドレスデンに行かれるってことさえ知っていたら、ドレスデンでフリードリヒをご覧になってくださいとお願いできたのに…。本当に残念で残念でたまりません。悔しいー。すみません、かなり興奮してしまいました。
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rbhh at 2005-12-20 06:51
*yaliusatさんへ、つづきです。
ここで冷静になって説明しますと、ドレスデンにはハンブルクと甲乙つけがたいくらいのフリードリヒのコレクションがあるのです!!! この美術館↓です。 http://www.skd-dresden.de/en/museen/neue_meister/besucherinfo.html 所蔵作品はこちら↓をご覧ください。 http://bildarchiv.skd-dresden.de/skddb/MuseumSearch.jsp?museum=Galerie%20Neue%20Meister&catalogID=1&recordView=SearchResult_DetailsView&searchtype=museum 数年前にこの美術館を訪れたときは、フリードリヒの部屋からしばらく動けませんでした。帰ろうと思ったものの、やっぱりもう一回見ておこうとフリードリヒの部屋に戻ったりもしました。 ドレスデンならまた行かれることありますよね?あとベルリンにあるコレクションも素晴らしいです!ハンブルクを含めた3都市を巡ったら、フリードリヒ三昧の旅をお楽しみいただけること保証します。
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yaliusat at 2005-12-21 08:21
rbhhさん。フリードリヒについてのぼくの unlucky で我が事のように興奮・地団太を踏まれたとの由。恐縮です。そして詳細な情報をありがとうございました。
無知蒙昧なぼくは昔々ウィーンの美術史博物館に行った際、インフォメーションのおばあちゃんから「汝は何が見たいのか?」と訊かれたので、オーストリアだからフリードリヒの作品があるかもと思い、「自分はカスパー・フリ-ドリヒが好きなのだけど…」とモゴモゴ答えたところ、「残念ながら彼の作品はない」と言われ哀しい思いをしたことがあります。でもドレスデンにそんなに彼の作品があることを知り、また将来の楽しみが一つ出来ました。再度、ありがとうございます。
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rbhh at 2005-12-24 07:29
*yaliusatさん、もうひとつお知らせしたいことがありました。
プラハにも一点フリードリヒあるはずです。以前プラハに行ったのですが、帰ってきてからそのことを知って、地団太ものだったのです。でもプラハはまた絶対に行くつもりなのでその時見たいと思ってます。
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