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2007年 04月 16日
田壮壮(ティアン・チュアンチュアン)の『春の惑い』 aka 『Springtime in a Small Town』を観た。
図書館のDVDコーナーで、なぜか気になるジャケットが目に飛び込んで来たので借りることに即決。 アルファベットで書かれた監督の名前を見たときは、誰のことだかさっぱりわからず、中国第六世代か・・?なんて思っていたのだが、大昔に観た『青い凧』 AKA 『The Blue Kite』の監督だった。中国第五世代に属する人。『青い凧』からは10年振りの作品。詳しくは監督のインタビューにて。 ・・・あまりの素晴らしさに息が止まりそうだった。 最初から美しいショットの連続に圧倒されっぱなし。 舞台となる家屋そのものが美しいし、静寂に包まれた町並みや自然もひたすら美しい。ここまで完璧に美を追求した作品を観たのは何年ぶり?って考え込んでしまうほど。 撮影はリー・ピンピン。実に素晴らしいカメラワークに心を鷲掴みされた。 調べてみたところ、ホウ・シャオシェンの『百年恋歌 Three Times』、『ミレニアム・マンボ』、『憂鬱な楽園』、『恋恋風塵』、シュー・ジンレイの『Letter from an Unknown Woman』、トラン・アン・ユンの『夏至』(私、トラン・アン・ユンのファンなのです・・)の撮影も彼が行なっていた! どの作品もとても好きだったけど、不覚にも撮影した人の名前までは把握していなかった・・・。 これらの作品は『恋恋風塵』や『夏至』のようにカメラが静かな動きを見せるタイプと、『ミレニアム・マンボ』や『憂鬱な楽園』のように動きが大きく躍動感に満ち溢れているタイプに分けられると思う。(どれも大昔に観たきりなので、かなりあいまいな記憶ではある。) 『春の惑い』は前者のタイプ。被写体を遠くからゆっくりとやさしく包み込むように撮っている。静かな、ときには戸惑いを感じさせるような、カメラの抑制された横への動きが忘れられない。その映像には静寂が満ち溢れている。使われている音楽も極力抑えてある分、役者たちが話す中国語がときには音楽のように聴こえる。あんなにも中国語の響きの美しさに惚れ惚れしてしまったのは初めてのことだ。 まだ観る機会に恵まれていないのだが、ここ数日なぜか観たくて観たくてうずうずしていたホウ・シャウシェンの『珈琲時光』もなんとリー・ビンビンの撮影! そうと知ったら、何としてでも観るしかない。
by rbhh
| 2007-04-16 00:32
| 映画
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Comments(8)
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anthonberg at 2007-04-16 04:29
私中国映画は興味がなくてほとんど観ていなかったのですが、昨日だったか一昨日だったか、ドイツのTVチャンネルで"英雄"を観ました。言葉はわからなかったけど、映像がとってもきれいでそれだけで面白かったです。中国映画にちょっと興味を持ったところで、rbhhさんの記事を読んで観れるものなら観たいなーと思いました。
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rbhh at 2007-04-17 04:59
anthonbergさん、こんにちは。
あ〜、英雄ご覧になったんですね。気になっていたのですが、観られませんでした・・・。ザンネン!封切り当時に観たのですが、あんなに色彩的に美しいアクション映画は初めてのことで、ショックのあまり開いた口がしばらくふさがりませんでした。 ドイツではなかなか公開されないのでいつも悔しい思いをしていますが、中国映画とっても好きです・・。そちらでも機会があったら是非ご覧になってくださいねっ!!
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k-fk at 2007-04-17 20:18
こんにちは。うわさを聞いて(?)やってきました。なるほど、田壮壮監督の作品をご覧になったんですね。『青い凧』は、昔観ようと思っていながらついに観そびれている作品なのですが、10年撮っていなかったんですか……カメラマンのリー・ピンピンさんのことは意識していなかったので、新たな発見です。実は『百年恋歌』、まだ見ていないので近々見ようと思っていたところなのですが、rbhhさんのこの記事を読んでカメラマンがいい映像を撮る方だという視点から見てみようという気になりました。そうなると、『珈琲時光』をはじめ、新たな視点から見直してみなければなりませんね……
トラン・アン・ユン監督は、『青いパパイヤの香り』しか見ていないのですが、好きな作品です。 英雄も好きです。色使いが鮮やかできれいだし、アクションも、ワイヤーでつってるのがわかっていても楽しめますね。
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rbhh at 2007-04-19 06:45
k-fkさん、こんにちは。ご丁寧にコメントどうもありがとうございます。『百年恋歌』これからご覧になるとは楽しみですね。私はかれこれ1年ほど前に観たのですが、悲しいことに慢性健忘症のため、どんな映像だったかあんまり覚えていないです・・・(涙)。私の分までじっくりご覧になってくださいね、お願いします。
『青いパパイヤの香り』は私もとっても好きでした。『夏至』も機会があれば是非ご覧いただきたいです。監督の奥様が本当に美しくてほれぼれしてしまいます。 英雄はワイヤーがとにかくかっこよかったですね。あまりに感動したので、心の中で「ワイヤーさま」とつぶやいてしまうくらいワイヤーに惚れました。かすかな記憶だと、たしかアン・リーもワイヤー使いが際立っている作品を撮っていませんでしたっけ?
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at 2007-04-19 19:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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rbhh at 2007-04-21 07:24
鍵さま、こんにちは。
合点です、親分!まかせてください!! いや〜、毎日大変ですよ。こんなに感動につぐ感動でいいのかっておののいています。ずうずうしく子分からも親分にお願いしちゃっていいですか?
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at 2007-04-22 05:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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rbhh at 2007-04-24 05:17
鍵さま、こんにちは。
ありがとうございま〜す。 いいですね〜!できれば今年じゅうに是非! 子分は完全に親分の言いなりですから〜。
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