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2007年 07月 07日
日本に住む父が仕事を兼ねて私を訪ねて来た。本人の希望でパリにも行きたいというので、先週パリで合流した。
パリでは父が到着するまでの時間を利用したり、夜ホテルで父を早めに寝かしつけたりして、映画を観る時間をひたすら捻出した。 以下、観た映画の記録。 Still Life 何ヵ月もの間観たくてたまらなかったジャ・ジャンクーの新作。巨匠度がますます高まったなぁと改めてうなってしまった。 前作でも主演だった彼女(名前は覚えられません。。)が、ますます存在感を増していた。そして共演の俳優も、なんてことないオッサンなんだけど、ものすごい存在感。 前作では彼女が歩くたびに鳴る鈴の音が、まるで彼女の心の不安な揺れそのままのように聞こえて、胸がつぶれそうに苦しかったのだが、今回印象深かったのは彼女が水を飲むシーン。水を飲むと世界が正しい動きを取り戻すと固く信じているかのように、繰り返し彼女は水を飲む。 観た後、何度もこの映画のことが心の中に蘇りそうになったのだが、その途端に全身の力が抜けてその場にへなってしまいそうになるので、あえて考えないようにした。お願いですからドイツで公開してください。セリフの意味を理解したいのです。。 Le Scaphandre et le papillon こんな作品があるとは知らなかったのだが、ジュリアン・シュナーベルとマチュー・アマルリックの名前を見つけて観ることに即決。 フランス語だったのでセリフは理解できなかったが、ものすごい衝撃を受けた。始まってほどなくして、アマルリックの目を通した映像であることがわかった。しばらくして彼が初めて画面に姿を現した時のあの驚き!椅子から飛び上がってしまいそうなくらいだった。 これも絶対にドイツで公開されることを祈っています。アマルリックがひたすら語り続けるセリフを理解したいのです。とにかくパワフルな素晴らしい作品だった。終わるなり、fnacに駆け込んでサウンドトラックのCDがあるか聞いたけど、存在しないらしい・・。残念。BWV 1056が使われていた。 I don't want to sleep alone ツァイ・ミンリャンのこの新作も絶対に観たかった。前回観たリー・カンションがポルノ俳優役だった作品では少しばかり引いてしまったが、この作品は、やっぱり監督が大大大好きです!と心の中で何回も叫んでしまうくらい気に入った。 始まって数分してようやく、画面にずっと現れていたのが実はリー・カンションだったとわかった。言い訳がましいが、長髪姿を見たのは初めてだったので、彼だとはわからなかった。。 ・・・うーん、あまりの素晴らしさにまったく言葉が出ません。ドイツでは絶対に公開されないだろうから、観られて本当に幸せで幸せでたまりません!! Boulevard de la mort - un film Grindhouse aka Death Proof ドイツで近々公開されるにもかかわらず、我慢できずに観てしまった。。賢い人ならドイツでは絶対に観られない作品を選択するんだろうなぁ・・という後ろめたさを感じながら観たが、やっぱり面白かった!出だしにトイレに行きたくてたまらない人がアップになった時点で、この映画の虜状態。私もあれとまったく同じ歩き方をしているので、あの気持ちは痛いほどよくわかるのだ。。 それにしても、タランティーノのあのこだわりには涙が出る。スタントマンへの彼の思いが伝わって来て、胸がいっぱいになってしまい、観終わってから、なんかしんみりした気持ちになってしまいました。 Le Temps des gitans aka Time of the Gypsies 大昔に観たきりだった、私がクストリッツァを知るきっかけになったこの作品が上映されていたので観た。すっかり忘れていた川の場面の雄大さと美しさに圧倒された。あのおばあちゃん、大好きです! おまけ: 初日に映画館に行く途中で、ポンヌフに寄った。理由はもちろんカラックスを偲ぶ(?)ため。委員長はカラックスは終わったなんて暴言(失礼!)を吐いていたような記憶があるが、私は彼の復活を信じています!絶対に復活してほしいです。
by rbhh
| 2007-07-07 23:59
| 映画
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Comments(10)
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tnk_atk at 2007-07-08 18:54
えー!こんなに映画みたんですね。
言葉わからないのがあっても、こんなにたくさん滞在中に映画館に足を運ぶrbhhさんすごいです! 上映されている映画館の前を通るたびに”Le Scaphandre”って何だー?と思いながら数ヶ月調べもせずにすごしておりました^^; ここでみせてもらった機会に映画内容も調べました。理解出来るかどうかは不明だけど、まだ上映してる間に行ってきます〜
久しぶりの書き込みです。
J・シュナーベルの作品は、日本では来年公開だそう。 邦題「潜水服は蝶の夢を見る(仮)」。??です。。 ポンヌフ!いいなぁ。 今でも行ったときのことを覚えています。 いや、カラックスには復活してもらいたいですよ! 3作目までで燃え尽きた感があるのかも・・・と思っただけです。
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rbhh at 2007-07-10 02:10
tnk_atkさん、こんにちは。観過ぎですかね・・・。実はあと1本観たのですが、めんどくさくなって感想書くのやめちゃいました。
観ていて、フランス語ができたらよかったのになあ・・・とつくづく思いました。tnk_atkさんはできるから、映画をはじめいろいろ楽しめていいですね!”Le Scaphandre”はまだ上映中なら是非是非ご覧になってください!かなりの覚悟を決めたうえで、心の状態が良好のときにご覧になることをお勧めします。ご覧になったら感想教えてくださいね〜! 来月の件、もしよろしければお知らせください! あとTBありがとうございます!こちらからもTBさせていただきました。
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rbhh at 2007-07-10 02:12
委員長さまから書き込みいただけるとは身に余る光栄です!
シュナーベルの作品、日本公開が今から楽しみですね。私も観に行こうかな。。 ジャ・ジャンクーの新作は来月ご覧になったら、是非とも内容レクチャ−してくださいね。できれば封切りと同時にお願いします。今から待ち遠しくてたまりません。 委員長もやっぱりポンヌフ行かれましたか!時期は年末年始ですか? カラックスのことでは、いつものことながら早とちりと勘違いですみません。カラックス復活を願う同士が身近にいることがわかって心強いです!『ポーラX』を除いてしまうところが、さすが委員長ですね。
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at 2007-07-10 22:45
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2007-07-10 23:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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rbhh at 2007-07-11 04:51
鍵さま、こんにちは。フランス語できたらやっぱりいいでしょうねぇ・・。フランス映画を観る度に、やっぱりフランス語勉強するかぁ・・と思うのですが、映画館を出て数歩歩いただけですぐに忘れてしまうんで実行に移していないんです。情けない・・。
お心遣いにうれし泣きしています。もう涙が止まりません。なんてご親切な方なのでしょう!感動です。『世界』は私が初めて劇場で観た彼の作品なので、思い入れたっぷりなんですよ〜!!!改めてご連絡いたします。
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rbhh at 2007-07-11 04:52
鍵さま、こんにちは。
ご連絡ありがとうございます。お会いできたら本当にうれしいです!改めてご連絡いたしますね。 例のCD毎晩聴いて楽しんでます。良いです・・。 そして映画の件、結果を楽しみにしています。かなりの衝撃を受けていらっしゃるんじゃないかなぁと、ちょっと不安ではありますが。。。
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tahtijapan at 2007-08-14 17:39
やった!やった!やった!!!
またまた小躍りの私です。な、なんと、STILL LIFE(邦題・ 長江哀歌)、ついに仙台でも公開でっす!!http://bitte942.rsjp.net/choukou/index.html うれしいなぁ。。。本当にうれしい。rbさんが以前からジャ・ジャンクーへの思いをこちらで綴っておられるのを拝見し、私も彼の作品をずっと見てみたいと思っていたのです。楽しみ! タランティーノもこの秋公開だし、みたい作品が盛りだくさんでゾクゾクワクワクしてます!
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rbhh at 2007-08-15 07:30
tahtijapanさん、こんにちは。
バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!!!もうすぐ公開なんですね〜!前祝いで乾杯したい気分です。日本語字幕付きで観られるなんていいですねぇ。フランス語字幕は私には何の役にも立ちませんでした・・(涙)。ジャ・ジャンクーはただ者じゃありません。あの若さであんなにも素晴らしい作品を撮っていて、心の底から尊敬の念でいっぱいなのです。。。 芸術の秋が待ち遠しいですね〜!
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