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2007年 08月 30日
先月ミュンヘンに行ったついでに、ブッフハイム美術館 Buchheim Museumへ寄った。
何年か前にKKさんに連れて行っていただいて以来、是非とも再訪したいと思っていたのだ。 ミュンヘン市内から近郊電車で40分ほどのBernried駅からは徒歩。 ひとりだったら早足で15分、連れがいたらテンポが落ちて20分くらい田舎道を歩いたら美術館に到着という感じ。 この美術館の素晴らしさは、なんと言っても、ルートヴィヒ2世が水死したことで知られるシュターンベルク湖畔にあるという立地の良さ! そして、ブリュッケのキルヒナー、シュミット・ロットルフ、ペヒシュタイン等をはじめとする、ロータル=ギュンター・ブッフハイム Lothar-Günther Buchheim(1918-2007)によるドイツ表現派の充実したコレクションをゆったりとした空間で楽しめるのが最高! ブッフハイムは、絵画等の収集家であっただけでなく、自らが画家であり、また作家でもあった。あの有名なヴォルフガング・ペーターセン監督の『Uボート』Das Boot (1973)はなんと彼の作品が原作だったことが今回わかった。 私はこの映画は観たことなかったので、美術館に行った後観たい、観たいと思っていたら、すぐにテレビで放送された。KKさんはとってもハラハラする面白い作品だとおっしゃっていたが、私には苦手なタイプの作品だった。あまりに息苦しくてとても正視していられなかった・・。ユルゲン・プロフノフの他、ヘルベルト・グレーネマイヤーやウーヴェ・オクセンクネヒトなど、今はすっかりおじさんになっている人々が、まだ若い青年だったのは興味深かったのだが・・。 ロータル=ギュンター・ブッフハイムは今年亡くなったため、ちょうど彼の回顧展を開催中だった。Uボートを力強いいタッチで描いた作品や美術館の近くの風景など前回は展示されていなかった(あるいは見たかもしれないがすぐに忘れた)素晴らしい作品を数多く見ることができて幸運だった。この世には多才なマルチ人間が存在するんだなぁとひたすら感心。 閉館時間ぎりぎりまでゆっくり鑑賞した後は、湖畔を2時間ほど散策。 散策後はBernried駅へ戻るやいなや到着した電車でミュンヘンへ戻り、Little Saigonでめちゃくちゃおいしいベトナム料理をたらふく食べて、夏の長い1日が終わった。
by rbhh
| 2007-08-30 06:53
| 美術
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Comments(2)
Commented
at 2007-09-05 08:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2007-09-05 08:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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