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2009年 01月 19日
先週パユ様が我が街にやって来た!
パユ様はベルリンフィルのフルーティスト。 この街にもたまには有名なオーケストラやソリストが来るので、行きたいコンサートは山ほどあるけど、合唱の練習日と重なることがほとんど。その度に一瞬苦悩に陥るんだけど、もちろん練習優先なので毎回泣く泣くあきらめる。だが今回は例外中の例外。『天地創造』の練習をサボって行った。 ポスターではパユ様の名前しか目に入ってなかったんだけど、行ってみたらトレヴァー・ピノック(チェンバロ)とジョナサン・マンソン(チェロ)との共演だった!3人の共演の他、ひとり1曲ずつソロ演奏もあり、チェロはJ.S.バッハの大好きな無伴奏 チェロ組曲第1番だったのでうれしかった〜。 日本に住んでいた頃は良くフルートを聴いていたんだけど、ドイツに来てからはなぜか縁がなく、フルートのソロ演奏を聴いたのは初めて!とっても楽しいコンサートだった。やっぱり演奏している人々を目の前にして聴くのはいいなとあたりまえのことを再確認した。 パユ様のソロ演奏では、最後の数小節は演奏しながら楽屋口へ入って消えてしまうという演出がお茶目で可愛かった〜。休憩後の1曲目はパユ様とチャンバロだったのだが、ピノックは2、3小節演奏したところで「あぁ〜、ダメダメ」みたいな感じで頭を振りながら、演奏を止めて譜面台を下ろして調律を始めた。休憩時間に専門家がずっと調律していたにもかかわらず・・。 アンコールは2曲。1曲目はパユ様が曲名を告げたにもかかわらず「3番」しか聞き取れなかった(涙)。2曲目はJ.S.バッハの管弦楽組曲第2番 BWV1067の最後の曲を3人で演奏。これがまた躍動感にあふれていて素晴しかった。とにかく3人の呼吸がぴったり合って楽しく演奏しているのが直接伝わって来て、会場もとっても温かい雰囲気に包まれていた。 意外だったのはまだ10代くらいの若者がかなり目立ったこと。たまに行く地元オーケストラの定期演奏会では、どこを見渡しても白髪だらけで、老人ホームに足を踏み入れたのか?!と思うことが多いくらい平均年齢高し!なんだけど、今回はぜい肉のまったく付いていない層が半分くらいだったんじゃないか・・?いったいなぜなのか、ちょっと不思議。 演奏後はなんとサイン会があったので、プログラムに3人からのサインをもらった。パユ様は営業マン風のスーツからセーターに着替えてらした。3人ともとっても気さくな感じで常に笑みをたたえていたのに感動。生のピノックを初めて見たときに「銀行の頭取室にどっしり座っているのが似合いそう」と思い、それ以来彼のことは心の中で「頭取」と呼んでいる。頭取はひとりひとりに笑顔でハローと挨拶してくれて、とってもやさしそうに見えたので一気に頭取ファンになってしまった。 ざっと見回したところ、サインを求めているのは女性ばかり。男性は「ケッ、サインなんてくだらない・・」ってバカにしてるのかなぁと思ったけど、ひょっとしてこれがヒラリー・ハーンだったら行列は男性だらけだった可能性もあるのではないか・・?という気もする。 季節柄、風邪が流行っているのか、演奏の真っ最中や曲と曲の合間に咳き込んでいる人がやたら多かった。ピノックのソロ演奏で、最後の余韻にうっとりしているところで、遠慮のかけらもなくゴホゴホやり始めた人がいた時はうんざり。風邪ひきでも聴きたいという気持ちは痛いほどわかるけど、演奏中には窒息してでも咳はしないぞ!くらいの覚悟で来てくださいと訴えるべく、ワラ半紙でビラを作って聴衆に配りたくなった。 -------------------------------------- 15.1.09 Donnerstag Emmanuel Pahud, Flöte Jonathan Manson, Violoncello Trevor Pinnock, Cembalo Johann Sebastian Bach: Sonate für Flöte e-Moll BWV 1034 Johann Jakob Froberger: Partita C-Dur FbWV 612 Georg Philipp Telemann: Fantasie Nr. 7 D-Dur für Flöte solo (aus: Zwölf Fantasien für Traversflöte ohne Generalbass TWV 40:2-13) Johann Sebastian Bach: Sonate für Flöte h-Moll BWV 1030 Pause Johann Sebastian Bach: Sonate für Flöte Es-Dur BWV 1031 Johann Sebastian Bach: Suite Nr. 1 G-Dur BWV 1007 für Violoncello solo Johann Sebastian Bach: Sonate für Flöte E-Dur BWV 1035 Laeiszhalle Programmheft
by rbhh
| 2009-01-19 18:02
| 音楽
|
Comments(8)
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nyf1403 at 2009-01-20 03:15
あぁ、このコンサートのお知らせ、ラジオで聴いたんですよ!!Pahud様についての10分くらいの番組、CDのご紹介とかでした。で、そちらの街で、それも、ピノックとかと・・。あぁ、いいなぁ、きっといらっしゃるんだろうなぁ、と心だけはそちらへ飛ばしたんです。
涙が出そうな曲揃えですね。仕事柄、Frobergerを聴きたかったかもです。
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ballade4fmoll at 2009-01-20 21:08
うわ~、ピノックとの共演聴かれたんですね♪
確か昨年秋に日本でも同じプログラムが予定されていたのに、ピノックが病気で中止になったと友人に聞きました。 ピノックさんのお体を心配していたのですがお元気になられたようでよかったです♪ (ピノック=頭取に私も1票投じさせていただきます) パユ様は3月にブダペストにいらっしゃる予定で今からとっても楽しみです♪
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gm-7.ab-8
at 2009-01-21 01:41
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パユ様の演奏会に行かれたのですね。
昨年11月ベルリンフィル大阪公演では、パユ様の日ではなくA.ブラウ氏でした。よく日本にも来られているのですが、ソロの演奏会には行ったことがないです。次回是非行ってみます。 先日、ヒラリー・ハーンのリサイタルに行ったのですが、サインは200人くらい並んでました。凄い人気です。
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rbhh at 2009-01-21 06:57
nyf1403さんへ。
わぁ、ラジオで紹介してたんですか〜。nyf1403さんの心しっかり受け止めておりました!練習と重なるので一瞬迷いはしたのですが、行ってそれはそれは良かったです。 長くなるので本文には書かなかったのですが、Frobergerがとても良かったのです。身も心もトロけてしまいそうでした。思い出しただけで、うっとりです〜。
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rbhh at 2009-01-21 07:02
バラードさんへ。
えっ、日本公演中止だったとは!よっぽどのことだったのでしょうね。。頭取に1票ありがとうございます!!頭取はお元気そうに見えましたよ。気品のある英国紳士ですね。 3月楽しみですね〜。できることなら私もブダペストまで行きたいくらいです。。それにしても、バラードさんの初夢すご過ぎます!来年は私も同じ初夢を見たいと今から念じています♪
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rbhh at 2009-01-21 07:06
gm-7.ab-8さんへ。
そう、ベルリンフィルの演奏会に行っても、パユ様じゃないとがっかりなんですよね。。日本だったらきっと熱狂的なパユ様ファンが多数いそうですね。 ヒラリー・ハーンのリサイタル!うらやましいです。たまにはここにも来るのですが、まだ一度も聴いたことないんです。200人とはすごいですね。パユ様のときは、せいぜい20〜30人程度でした。
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Nora
at 2009-01-23 15:57
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こんにちは。
豪華なフルコースみたいなプログラムですね。 ちょうど昨年末頃、同じメンバーによるフルートソナタのCDがリリースされ、記事を書いているところです。古楽器とモダン楽器の垣根を飛び越えたすばらしい演奏だと思います。 すっかり気に入って、愛聴していますが、まさか、また生をお聴きになったとは・・・・! ところで、前の記事では、年明け早々、バッハの音楽を使った映画をご紹介していただき、ありがとうございます。早速、サントラバッハのリストに加えさせていただきました。 今年も引き続き、よろしくお願いいたします。 PS 「ワラ半紙」、思わず笑ってしまいました。なつかしい言葉ですね。今もあるのかな。
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rbhh at 2009-01-26 18:04
Noraさんへ。
CDで演奏をお聴きになったんですね!会場で販売していたような気もします。。私もNoraさんの真似して入手しようか・・という気になってきました。子供みたいですが。。 バッハの音楽が登場する映画は昨年もいくつか観たものの、記事にしそびれています。。結構あったんですよ!老体にムチ打って、せめてバッハのお誕生日前には書きたいです。 ワラ半紙は死語でしょうか?ワラ半紙だったら、手触りや色の具合で、人々の注意を引き易いんじゃないかと思ったのです。もう生産されていなかったら特注しなくちゃダメですね。。 こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします!
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