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2005年 12月 16日
私の住む町では、火曜日から木曜日のいずれかを「映画の日 Kinotag」として、入場料が割引になる映画館が多い。 中央駅のすぐそばという立地の良さと上映作品の良さでしょっちゅう行く映画館があって、そこは映画の日はなくいつも普通料金で、週末は割増料金になるとずっと思っていたのだが、私の理解がぜんぜん違っていたことがつい最近発覚した。 その映画館は金曜日の2回目の上映から日曜日までが普通料金で、それ以外は毎日が「映画の日」なのだそうだ。知らなかった。なんでわかったかというと、切符売り場の脇に最近になって初めて、月曜日から金曜日の第1回目まで「Kinotag」って張り紙されたから。Kinotagの文字は、わざわざ黄色の蛍光マーカーで塗りつぶしてあった。今頃突然アピールするってことは、他の人も私と同じ理解してたんじゃないかって気がする。 先日、日本で数日を過ごしたときには、たまたま1日と水曜日が入っていた。日本では1日は映画の日だということを知ってもちろん観に行った。はしごまでしてしまった。そして水曜日は女性だけが割引の日。ドイツでは映画の日は男女共に割引料金が適用されるけど、日本ではなんと女性だけ!素晴らしい。 女性は映画が気に入ったり感動したりすると人に話すから、口コミで集客効果が上がるので割引をしても元が取れる。だが男性は感動しても人に伝えない自己完結型なので、さらなる集客効果ゼロ。割引するだけ損。・・・ということを、血のつながらないたったひとりの弟から教えてもらって、私はちょっと賢くなった気分。うれしい。 ほぼ自己完結型の私は、女性の姿を借りてるだけの、実はオトコってことか…。 #
by rbhh
| 2005-12-16 06:51
| 映画
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2005年 12月 15日
ハンブルク美術館で開催中のブリュッケ展を見てきた。ブリュッケについては、こちらに説明があります。
ドイツに住むまでドイツ表現主義なんて知らなかったが、ドイツで美術館に行くと必ずドイツ表現主義の画家たちの作品があるので、自然と親しみを覚えるようになった。 今年はドイツ表現主義の団体、ブリュッケが結成されてから100年目にあたるため、ベルリンでも非常に内容の充実したブリュッケ展が夏に開催されていたので見てきたが、今回は地元ハンブルク所蔵のブリュッケの作品を集めた展覧会を見た。ブリュッケの画家たちが描いたハンブルクの風景がいくつもあった。展覧会のパンフレットによると、ハンブルクには彼等の作品の収集家がいたため、彼等もハンブルクを訪れる機会があったようだ。 この美術館では大好きなフリードリヒの作品が充実しているので、行くと必ずフリードリヒの部屋に寄ってうっとり気分に浸る。その後はクレーやムンクなど見てから、地下でつながっている新館へ移動。そこは旧館とはうって変わって現代美術の園!(この旧館と新館という表現は私が勝手につけたもの。) 久しぶりに新館に寄って、ベッヒャー夫妻 Bernd und Hilla Becherやトーマス・シュトゥルートThomas Struth(1954 - )の写真を見ていたら、なんと宮本隆司 (1947 - )が阪神・淡路大震災後の神戸を撮影した作品を3つ発見。知らなかった、地元に彼の作品があったなんて。ずっと彼の作品を見てみたいと思っていて、かれこれ6、7年前にベルリンで彼の展覧会があったときにようやく望みが叶った。そこでも阪神・淡路大震災後の作品をたくさん見たのを思い出した。 宮本隆司の作品はこちらでいくつかご覧いただけます。 さらに新館を見て回っていたら何も展示されていない部屋があり、そこに得体の知れない男が立っていた。休憩所でも廊下でもなく展示スペースにしか見えないが、男以外には何もない。男は服装からして絶対見張り人ではなかったはず。現代美術はなんでもありの世界だから、その男が作品なのかと思って、鑑賞させていただこうかどうしようか数秒迷った。 ただ、その男は単なる変質者の可能性もあるので(作品を見て回っている様子はなく、その部屋に立ってるだけだから。)、襲われたらどうしようという恐怖心が突然湧いて来た。平日の美術館は、特別展会場は多少にぎわっていたものの、常設展コーナーは私以外に人影はほとんどなく、襲われた後、誰にも発見されずに美術館で最期を迎えることになっては非常に困るので、リスクを冒すのはやめて、そこはすぐに立ち去るのが賢明であろうと判断して別の部屋へ進んだ。つくづく私って臆病なうさぎタイプだと思う・・・。 その後も気になって、男のいる部屋の様子を伺ってみたが、ずっと男はそこにいた。やはり作品だったのだろうか?今でも非常に気になってしょうがない・・・。 エミール・ノルデ Emil Nolde Hülltoft Hof 1932 #
by rbhh
| 2005-12-15 07:41
| 美術
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Comments(7)
2005年 12月 12日
私の住む町ではたしか夏頃封切られた『Crash』(ドイツでは『L.A. Crash』)を観た。封切り当時、L.A.という文字を見た瞬間に私が観ても好きになる映画じゃないような気がしたので観に行かなかったのだが、行きつけの映画館で今週やってるので行ってみた。そして、私が夏に下した判断は、大いなる誤りであったことが発覚した。
ただ暗い画面に光のようなものがぼーっと浮かんでいる最初のシーンですっかりこの映画の虜状態。別に何かが起こるわけでもなんでもないのです。そんな画像が3分くらい続いたかもしれない(実際はもっと短かったのかもしれないけど…)。それを見ている間のあの胸の鼓動ったらなかった。やっぱりいい映画というか自分が好きになる映画って、最初のシーンから心の奥底にまっすぐに入り込んで来てしまうんだなあと改めて思った。 映画のテーマは黒人差別。そこにさまざまな人種のカップル、親子、同僚、友人の日常が絡み合ってくる。ある事故がきっかけにして次々と起こる、人と人との葛藤、優しさ、思いやり、苦しみなど、さまざまな感情がつぎつぎと起こるいくつもの出来事にからめてあらわにされる。 調べてみたら監督のポール・ハギス Paul Haggisはイーストウッドの『ミリオンダラーベイビー』の脚本を書いた人だった。人間が持つさまざまな感情を押し付けがましくなくさらりと、だけど温かみを持って表現することができる人だと思う。 出演者もみんなとっても良かったのだが、特に印象深いのが数カ月前に観た『Hotel Rwanda』で存在を初めて強く意識したドン・チードル Don Cheadle。彼の正義感にあふれるまなざしは、ちょっとやそっとじゃ忘れられない。 タイトルにL.A.が付いていたのが、この映画の封切り当時観る気にならなかった大きな原因。アクション映画じゃないかと勝手に想像してしまったのだ。『Crash』のままでは何年か前にクローネンバーグが撮った作品のタイトルと同じなので、違う作品だと認識させるためにL.A.を付けたのだろうか?でも原題はどちらも『Crash』。なんでまったく同じタイトルにしたのか理解に苦しむ。個人的にはクローネンバーグの『Crash』もあの無機質な作りが好きだった。 ***** 終わってからもぼーっとしてしばらく席を立つ気になれなかったので、久々にエンドクレジットをじっくり見てたら、最後の最後に私の勤務先の社名を見つけて満足感がより高まった。最近久しくチェックするのを怠っていたが、一時期、私の勤務先がかかわっているかどうかを見ないことには席を立てなかった。 私の勤務先の業種を知ってる人は意外に思うかもしれないけど、映画関連の専門部署があるので、その部署に異動できないか?!と考えたことが一瞬ある。でも私の能力を生かせるのはやはり今の部署なのですぐにあきらめた。アメリカ、イギリス、ドイツの映画だと私の勤務先が関わってることが多いけど、ライバル企業の名前を見つけるとちょっと不愉快な気分になって映画館を後にすることになる。そういうわけで最近はあんまりチェックしてなかった。私は特に愛社精神はないので、まあどうでもいいことなんだけど…。 ところで、私の大好きなこの映画館では10回分の回数券があっていつも利用している。今回で10回分観終わったので、新しいのいる?って映画館のお兄さんに聞かれた。あまり所持金がなかったので、いくらだっけ?と聞いたら、普通は○○、割引は45ユーロって答えてくれたんだんだけど、私はお財布の中身のチェックに無我夢中で、○○を聞き逃してしまった。幸いにも紙幣を何枚か発見してほっとしたので改めていくら?って聞いたら45ユーロと彼は言う。偶然にも紙幣はきっちり45ユーロあったので無事回数券を購入した。 だが、帰宅してから不思議に思った。45ユーロって割引料金じゃなかったっけ?! 私は学生から足を洗って久しいけど、今でも切符を買うときに学割じゃなくていいんですか?と聞かれることがドイツではあるので、映画館のお兄さんも勝手に私を学生と判断したのかもしれない。あるいは失業者も割引の対象になることが多いので、失業者と判断されたという可能性もある。もうひとつ思い浮かんだのは、あの映画館はしょっちゅう行っていてお兄さんとも顔馴染みなので、常連割引(なんてあるのか知らないが)をしてくれたいう可能性。だとしたらお兄さんの好意がうれしい…。 とにかく45ユーロのナゾが頭から離れなくなってしまったので、映画館のサイトに料金表があったのを思い出し早速確認することにした。ドイツ語を理解する方はこちらをクリックしてみてください。 この料金表を見て吹き出してしまった。 「割引は低収入者すべてに適用されます。」と明記されている。 あのお兄さん大好き!何の追及もせず私を低収入者と認めてくれたなんて! でも喜んでいいのか悲しんでいいのか…。落ち着いて考えてみると、これまではいつも55ユーロ払ってたはず。しかも高給取りじゃないけどお給料はもらっているので、割引なんかしてもらっちゃ申し訳ない気がする。でもこれ以上は考えないことにする。あそこで10回観終わるまでには当分かかるから、10回観てからまたつづきを考えよう。 #
by rbhh
| 2005-12-12 03:41
| 映画
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Comments(2)
2005年 12月 09日
Gloriaさんのちょっとしたひとことが、いろいろ考えるきっかけになることが多く、とっても感謝してマス。
先日も「観光地でみやげものを買わない」というひとことを発見して、私も同じだな〜と思った。私の場合はいわゆる観光名所も興味がないので、何年か前に日本から遊びに来た友達とオスロまで行ったのだが、「オスロにも小便小僧がいるんだね〜」って言ったらものすごく怒られてしまった。私には小便小僧にしか見えなかったけど、オスロにいるのは別人だそうだ…。 おみやげも興味がないのでほとんど買わないけど、1カ月ほど前に初めて訪れたインドから、妙なものを持ち帰っていたことを思い出した。幼稚園児以下だよな〜と我ながら情けなくなるけど、カップ入りアイスクリームを食べたときの、プラスチックのカップを捨てられずに持っているのだ。 食べ終わってからカップをしみじみ観察してたら、こんな表示を発見した。 Net Content: 100ml (When Packed) 日本でもドイツでも(When Packed)なんて表示は見たことない。みんな正々堂々と100gとか1000mlとかきっちりした数字を表示している。でも、どうしてインドでは(When Packed)なのだ?!と頭の中を無数の?マークが飛び交ってしまった。 考えてみると、アイスクリームを工場で詰めた時点では100mlだったことを製造者として保証するが、出荷後のことは一切責任持ちませんよという姿勢の現れのような気もする。 たとえば運送途中でトラックの運転手が一口食べてちゃって90mlになってしまうとする。たまたまそれを買った人が製造者に10ml少なかったとクレームを付けた場合、製造者としては「詰めた時点では確かに100mlだったんだから、工場から出荷した後のことは一切責任持ちません。」と第三者(運送業者や小売店)に責任転嫁する余地を残しておくという、言ってみればリスクマネジメントがしっかりしているということなのか? でも、そもそもアイスクリームを買って、食べる前にいちいち量を計って、少なかったら製造者にクレーム付ける消費者がいるとはとても考えられない。アイスクリームの量が表示より10ml少ないからと言って訴訟を起こすなんてことはまずあり得ないだろうし、だとするといったいなんのためのリスクマネジメントなのだ?! などと考えているうちに、インド人とはなんたる人々なのだろう・・・と畏怖の念を抱いてしまった。機会があれば是非またインドを訪れて、他にも(When Packed)という表示があるのか追求してみたい。 今回インドに行ったのは、ラジャスタン州のプシュカルという町で毎年11月の満月の日を最終日として開催されるこのお祭りが目的だった。 関連サイト1 関連サイト2 お祭りの期間中らくだ市の会場となっている砂漠に立つと、360度見渡すかぎりこんな風景でした。 #
by rbhh
| 2005-12-09 08:57
| たわごと
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2005年 12月 08日
昨日仕事中に、3カ月ほど前にドイツから日本に転勤になった知り合いのことを突然思い出した。しばらくして電話が鳴ったのでディスプレイを見ると日本からの電話。誰だろう?と思いながら出ると、ついさっき思い出した彼からの電話だった!あまりの偶然に感激して「○○さんのことついさっき思い出していたんですよ!!!」とほとんど悲鳴に近い声を上げてしまった。
悲鳴上げるなんてホントにはしたないと思うけど、興奮してしまって冷静ではいられなかった。別に特に親しかったわけでもなくて、やたら話し好きな人だったので、いつも話を聞かされてただけなんだけど、こういう偶然があると感激してしまう。ずっと電話しようと思ってたそうなのだが、私の電話番号が見つからなくて、ようやく昨日見つかって電話くれたとのこと。彼のその思いがドイツにまで届いたということなのか?! ちょっと前にも、もう1年以上前に日本に帰ってしまった人のことを突然思い出して、あの人どうしてるかな〜なんて考えていたら、なんと翌日その人からメールが来たこともある。 今日は、帰宅して受け取ったメールを見てたら、昨晩突然思い出して連絡しようと思っていた友人からのメールを発見してまたまたびっくり仰天。 日本とドイツと離れていても同時に同じこと考えてたなんてこともよくあるし、本当に不思議なものだと思う。人と人って離れていてもテレパシーのようなもので結ばれているのだろうか? いやな例も過去に1回ある。朝の通勤途中に、仕事関係で大嫌いなヤツのことが頭に浮かんだ。そんなことするとヤツから連絡があるかもしれないと思って、すぐにヤツのことを頭の外へ追い出した。でも時すでに遅し。その日みごとにヤツから電話がかかってきた! それはさておき、今日の午後、仕事中であるにもかかわらず、私は能天気で元気があり過ぎていやだな、もっとうじうじした人になってみたいな…という思いに突然取り付かれてしまった。なぜだかはわからない。やっぱり人は自分にないものを求めてしまうのだろうか…。 今晩は2年ぶりくらいで、市庁舎の近くのフランス料理の店で食事した。しょっちゅう食べてたら胸やけしそうだけど、1年に1回くらいはあそこで食べるのもいいなと思った。 #
by rbhh
| 2005-12-08 07:52
| たわごと
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